生産者8社と149店舗での
キャンペーンを実施

広島県
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アクト中食株式会社

対象品目:水産物

事業内容:店舗販売

アクト中食株式会社
広島県

創業110周年、
地場産品を中心とする
食品卸企業

アクト中食は業務用食品卸の会社として、2021年に創業110周年目を迎えます。中四国を地場として、地域の産品を届けられることが強みです。
新型コロナ禍により売上は一時期、前年比6割減。取引を行う生産者も2割から3割の売上減となりました。例えば養殖業では出荷ができなくても、魚に餌をやらないわけにはいきません。
同社では生産停止を決意した生産者の話も身近に聞いたと言います。需要が減り売上も落ちる中での生産者の苦しみを間近に見てきました。そんな中、本事業の説明会が広島県で行われることを聞いて参加。これにより事業への参加を決めました。

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「年の瀬、大大大鮮魚祭り」
を実施し、ブランド鯛や
鰤、牡蠣などを販売

長く深い関係の仕入れ先である8社と、中四国5つの量販店、全149店舗の協力の中、特売キャンペーンを実施しました。仕入先は、独自配合した餌で育てたブランド鯛やブランド鰤などを扱うなど、生産に工夫を重ねる企業ばかりです。
キャンペーン時期は、購買意欲の向上が見込まれる年末2週間を計画。スキーム作りには苦労したと言います。年末はただでさえ繁忙期のため、協力を得るために仕入先や販売先には何度も足を運びました。
また、生産者が収益を上げながら、消費者にもメリットある価格を検討。例えば、広島県の名産の一つ、牡蠣は当時、平年の3割減ほど相場であるキロ1200円程度でしたが、これより高い1500円に設定するなどしています。一方、量販店でも協力し、通常の1~2割減の価格で購入できるようにしました。

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生産者や量販店と
今まで以上に強い関係を築く

キャンペーンの結果、売上は増加。全ての協力量販店の鰤の売上は、予定数量21トンを上回る23トンと、生産者も量販店も喜ぶ結果となりました。
キャンペーン当初は初速が予測を下回り、不安になったと担当者。しかし、協力先企業との事前調整や、それまでに築いた関係性もあり、上手に連携が取れたそうです。おかげでクリスマス以降には売上も上向き、協力した皆が喜ぶ結果となりました。
国産のブランド魚を口にした消費者からは「普段の食べている魚よりも美味しかった」という声もあったそうです。
担当者は話します。「この苦しい中、皆とより強固な信頼関係を結べたことを実感しています。これをきっかけに日本にいる素晴らしい事業者の方々の声をもっとお届けしながら事業を拡大していければと考えています」